風評被害で売上げを下げてしまったケース
インターネットが発達した現代社会、ちょっとした評判ひとつで中小企業などはあっという間に潰れてしまうことがあります。わが社も一度そのような危機に見舞われたことがあります。
わが社と取引していた複数の会社がある時期に一斉に取引量を減らし始めました。あまりにもタイミングが良すぎたため、一体何が起こったのか疑問に思ったものでした。わが社に対して不満を抱えていたのか、不満をもたらすようなことをこちらがしたのか。不安を感じたものですが、ある日その取引先のひとつから取引量を控えた理由を聞かされてびっくりされられました。なんとネット上でわが社の経営状況の危機を伝える内容が書き込まれていたのです。その取引先はわが社のホームページを調べようと企業名で検索エンジンを使用したところ、表示結果に「○○は倒産危機」「不渡りの準備をしている」などといったページがあらわれたというのです。びっくりしたわたしたちが実際に調べてみると確かにありました。
言うまでもなく事実無根。会社の内部事情すらろくすっぽ理解していない人間によるものなのが明らかで、外部の人間、あるいは企業の悪質ないやがらせだと思われます。恐ろしいことにこんないい加減な悪評ひとつでわが社の取引量が大幅に減らされてしまい、売上げに大きなダメージを受けることになったのでした。
その悪質な書き込みがもっと影響力が大きかったら…と思うとゾッとさせられます。逆SEO対策を相談できる業者の利用を頭に入れつつ風評被害対策をしなければならないのかな、と思わされました。