通勤ルートを公開され誹謗中傷されたケース
思わぬところで思わぬ形で誹謗中傷を受けることもあるものです。ネット上で誹謗中傷対策が重要視されていることは知っていましたが、まさか自分に必要となるとは思いもしなかったものです。
原因はネット上でいきなりわたしの通勤ルートを公開されてしまったことです。どうしてそんなものを知っているのか、ちょっと怖くなったほどです。ストーカーに付きまとわれているのではないか、とも。それとなぜ通勤ルートなんか公開するのかなとも。
問題なのは情報公開とともに誹謗中傷もついてきたことです。誹謗中傷というと大げさなのかもしれませんが、「毎日電車に乗り遅れないよう必死になって走り回っている」とか「乗り遅れて泣きそうな顔しているのを見たことがある」とか。揶揄するような、しかし事実無根の話をたくさん掲載していたのです。名誉を傷つけられるほどのものではないのかもしれませんが、やはり気分はよくありません。
それからしばらくの間、通勤途中に周囲の視線が気になって仕方がありませんでした。もしかしたらあの情報を見た人がわたしを特定して注目しているんじゃないか、また掲示板に書き込んだ人間が今も近くでじっと監視しているのではないか。そう思うと表情ひとつ変えるのも、視線を動かすのも神経質になってしまったものです。結局通勤ルートと通勤時間を変更する羽目になりました。幸いその後は掲示板に晒されることはなくなりましたが、今でもいつ同じ事態に晒されはしないかと時々不安になります。