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リストラ

リストラの説明

リストラとは、英語のリストラクチャリング(Restructuring)の略語で、本来の、と言うより正確な意味は「再(Re)構築(structuring)」である。

用語解説

“Restructuring”はロシア語の“Перестройка”(ペレストロイカ、ロシア語で「再構築(改革)」の意)を英語に訳した単語であり、すなわち本来は「リストラ」と「ペレストロイカ」は全くの同義語であるのだが、後述する理由・事情によって意味合いが大きく変容してしまった。

日本語の文脈の中で使われるカタカナ語としての「リストラ」は、企業の経営に関わる行動としての意味合いのみを持つのに対し、英語における用法にそのような限定は存在せず、たとえば「労働市場を再構築(リストラ)して完全雇用を実現しよう」といった使われ方もされる。

解釈

そもそもは事業規模や従業員数の増減を問わず、単に「組織の再構築」が行われることに対して使われる言葉であるが、実際の「リストラ」は、現状の事業規模や従業員数を維持、もしくは増強した上での組織(企業)再構築ではなく、組織再構築のために不採算事業や部署の縮小(ダウンサイジング)を行い、またそれに伴う従業員解雇(特に整理解雇)が行われる事が多かった。

このため、日本を含めた多くの国では、組織再構築の実施による不採算事業や部署の縮小に伴う「従業員削減」のみを意味すると言うように、本来の意味から全くかけ離れてしまい、ただ単に“解雇”と解釈されるケースが多い。

また、日本においては、1990年代初頭バブル崩壊以降、デフレ経済の進行に伴ってリストラを行う事例が官民を問わず急速に増加したが、当初は意図的に日本語を英語で言い換えることで経営側の心理的後ろめたさを軽減することを目的にしていた(ダブルスピーク)。しかし現在ではこの様な解釈が一般的になったため、大手企業や外資系企業を中心にあえてこの言葉の使用を避け、「組織(事業)再構築」や「組織の建て直し」など、改めて日本語で表現してさらなるダブルスピークをする事も多い。

本来のリストラ

本来、リストラは企業が事業規模(収入)にあわせて組織を再編成(出費の抑制)する意味である。「リストラ」を安易に「人員削減」「―整理」「クビ切りの容認」と解釈して、その他の十分な手を打たないまま安易な人員削減に走るのではなく、必要な手立てをとったかどうかの入念なチェックが求められる。本来の意味の事業再構築を合理的に進めないままに安易に整理解雇に走るのは、企業側および労働者側の双方にとって、そして法律上も、百害あって一利なしであり、経営者の責任が問われうる。

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