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マルウェア

マルウェアの説明

マルウェア (Malware) とは、不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称である。マルウェアには、様々な脅威が含まれる。マルウェアの例としては、ウイルス、バックドア、キーロガー、トロイの木馬、WordやExcelのマクロウイルス、ブートセクタウイルス、スクリプトウイルス (BAT、Windowsシェル、JavaScriptなど)、クライムウェア、スケアウェア、スパイウェア、悪質なアドウェア[1]、ミスリーディングアプリケーションなどがある[2][3][4][5]。日本では、「悪意のある不正ソフトウェア」または「不正プログラム」とも呼ばれる[6]。

概要

マルウェア (Malware) は、「悪意のある」という意味の英語「Malicious(マリシャス)」と「Software」を組み合わせて創られたかばん語である[4][5]。コンピュータウイルスやワームが代表例で、他にクラックツール、スパイウェア、悪質なアドウェアなども含む。

現在流通しているWindowsなどのOSは、そのコンピュータに行わせたい処理に応じて、通常は利用者の意思で自由にソフトウェアを追加できる設計になっており、知識があればシステム内部の設定を自由に変更できる。また、インターネットなどの普及に伴い、利用者はネットワークを経由して多種多様のプログラムを容易に入手することができる。このようなことから、近年においてコンピュータがマルウェアに侵される危険性が増しており、全世界を巻き込んだ社会問題となっている。

技術的側面

マルウェアは、様々な種類のプログラムやスクリプトで作成される。どのようなコンピュータ環境、ネットワーク環境を必要としようと、マルウェアの定義とは関係ない。また、マルウェアはプログラム作成者の利己的な意図で動作をするソフトウェアであり、動作目的の不当性で判じられるため、必ずしもユーザやコンピュータに被害を与えるとは限らない。

マルウェアは、技術と知識と時間があれば誰でも作成できる。これはつまり、マルウェアが無数に存在できることを意味している。

日本ではWinnyが「悪意のあるソフトウェア」の代表格であるとよく誤認されるが、ユーザの意思でインストールされるものであり、ユーザの意図に反する動作をせず、システムに改変を加えることもないため、厳密にはマルウェアではない。しかし、Winnyを経由して入手したファイルの中にマルウェアが紛れこむことが多く、ユーザが適切な対応を行わないとマルウェアに侵される危険性が増す。この結果として情報漏洩などの発生が後を絶たないことが問題になるのである。社会問題となってからはウィルス対策ソフトなどがWinnyそのものを削除処理の対象とするケースが増加したことから、Winnyがマルウェアと同一視される要因になっている。

全てのマルウェアに完全に対応したセキュリティソフトは存在しない。ヒューリスティック検出技術、ビヘイビアブロッキング(振る舞い検知)技術およびジェネリック検出技術ならびにホストベース不正侵入防止システム(Host-based Intrusion Prevention system、HIPS)というような未知の脅威に対する技術に関しても、既知の脅威情報をベースに悪意のある動作を検出するため、未知の脅威を完全に検出できるわけではない。

マルウェアには、コンピュータの処理を妨げ、データやシステムの改ざんによりコンピュータ内部に影響を与えるものが多い。しかし、マルウェアの中には、システムの設定ファイルなどを書き換えて、利用者の処理をあまり妨げずに潜伏し続けるものも多い。この場合、システムがインターネットに接続されていれば、更なるマルウェアの頒布やクラッカーの活動を許してしまうバックドアとして機能することもあり、情報漏洩などの二次被害をうける可能性が高くなる。

関連する区分との違い

マルウェアには、犯罪行為に使用されるソフトウェアを意味する「クライムウェア(Crimeware)」が含まれる。 しかし、マルウェアは犯罪行為に使用されるものばかりではないため、クライムウェアとマルウェアは同義でない。 また「不正ソフトウェア」には、「プログラム上のバグがあるソフトウェア」あるいは「コンピュータ上でエラーや異常動作などを引き起こすソフトウェア」(「不正確なソフトウェア」や「正しく機能しないソフトウェア」などという)の意味も含むため、必ずしもマルウェアと同義とは言えない。 あえていえば「悪意のある不正ソフトウェア」が「マルウェア」と同義である。

なおソニーBMG製CD XCP問題のように、利用者に知られずソフトウェアがインストールされる問題では、これに絡めてルートキットもマルウェアとして認識されることもあるが、ルートキット自体はマルウェアそのものではなく、技術形態の名称に過ぎない。

以前のJWordは、インストール選択画面(チェックボックス)などがなく、ソフトが勝手にインストールされたため、正規ソフトともスパイウェアとも解釈できる状態であった。ただし現在では、インストール選択画面が設けられ、勝手にはインストールされないので、正規ソフトと解釈されることが多い。

ウィルス対策ソフトは、既に導入されているセキュリティ上の問題点のあるソフトウェアを停止・除去したり、そのソフトウェアの動作を阻害することがある。また、「利用者の同意なし」あるいは「利用者の意図の範囲外」で警告なしに所定のプログラムの動作を停止する場合もある。これらの動作をマルウェアのようだと表現するユーザーもしばしば見受けられるが、その指摘は妥当とは言い難い。

余録とはなるが、無償のセキュリティ関連ソフトウェアを謳った迷惑なソフトウェアや偽装セキュリティツールも存在する。 無償のセキュリティ関連ソフトウェアを謳った迷惑なソフトウェアには、製品版ソフトウェアの広告を乱発するものなどがある。 偽装セキュリティツールには、セキュリティ維持のための動作を行わずにバックドアやボットネットクライアントとして機能するものも存在する。

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